観光で行ったら、パルタガスの工場に案内されます。
言わば誰でも行けるんです。
でも、コィーバの工場である『ラギート』は、この日しか一般は中に入れません。
もちろん、ここに潜入です!
「1本のシガーに使う葉っぱは4枚」
ちょっと破れてたら、でんぷん塗ってちょちょちょい!
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▲これがコィーバの生産工場、ラギート。 |
キューバに観光に行ったら案内されるのは、パルタガスの工場。
つまりパルタガスの工場が観光客用の工場なわけで、大体年がら年中開いています。だから悔しいことに、併設されるシガーショップにも「お!」と思うシガーやグッズがあったりするんです。
でも、今回行った工場は違います。
エル・ラギートの工場は、コィーバの工場。
ここは、一般には開放されていないんです。
で、年に一度、このフェスティバルで、ハバノスSAが主催するこの日だけ公開するんです。
だから、世界中からメディアや業者が集まります。
この日にリアル・シガー・ツアー!一行は潜入!
そして、シガーの葉の熟成するところから、葉脈とり、仕分け、巻き、形成、箱詰めに至るまで覗いてきました。
ラギートの工場の次は、コロナの工場へ。
ここでは、コィーバの別ラインがありました。
リミテッドなんかも作ってたんですが、ラギートよりもはるかにでかく、職人も若い人が多かったです。
1本のシガーに使う葉っぱは4枚だそうで、見ていると和気あいあいと楽しそう。
日本に“たまーに”職人が連れてこられて、シガーを巻く実演会やったりし
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▲工場で。
職人の後には、英雄チェ・ゲバラの肖像画が! |
ていますが、黙々とやる、というよりも、陽気に巻いている感じ。
「イチロー、知ってるか?」
「野球は好きか?」
とやたらと聞かれました。
葉っぱの厚みや大きさで、それをシガーのどの部分に使うかを決めているようでした。熟成させる部屋に入ると、それだけでシガーに酔うくらいムンムンとしています。
見ていると結構適当で(笑)、ギシっと形成するものもあれば、ゆるやかな感じのものもあるようです。
あれが「この1本は巻きが硬い」につながるんでしょうね。
これは見た目では到底わかりません。
ラッパーがちょっとはがれてたり、見た目に問題があると、葉っぱをちょっと切って、のりでちょちょちょい!と指でくっつける。
「そののりは何でできているんですか?」と、どの職人の前にもおかれている、透明のビニールコップに入ったゼリーみたいなのりのことを聞くと、
「でんぷんです」と答えていました。
シガーフィックスよりも固形に近い感じでした。
わかったこと。
それは「シガーの職人は陽気で、結構適当で、でもうまくシガーを巻く」ということです。
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