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Vol.11This
is cigar
〜葉巻の構造〜
いかがでしたか?
先月のコラムはバーのネタになりましたか?
11回目のコラム。
今月のテーマは This is cigar 〜葉巻の構造〜
普段吸っている葉巻の中身をヒロ嶋田さんに教えていただきましょう!
今月のコラムも楽しみですね!
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葉巻は、3層から造られる。
中心にくる葉をフィラー(Filler)と呼び、それをバインダー(Binder)で固定する。
更に一番外側にラッパー(Wapper)で中身を包んで完成となる。
フィラーは、葉巻の一番内側にあり、味の基本となる部分である。
喫味の異なった、いくつかの種類の部位を組み合わせてまとめ、調和のとれた味を演出する。
葉のブレンドは、葉巻のブランドによって変化させる。
葉巻ブランドによってブレンドのレシピが決められており、トルセドール(ローラー)は、決められた独自の味を作り出すためにそれに従って巻いていく。
しかし、そのレシピはトップシークレットになっており、部外者には公開されていない。
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葉をまとめ上げ造ったフィラーは、バインダーで固定し、葉巻の形を整えていく。
ここで大切なことは、フィラーで調和した喫味をバインダーで壊さないことである。
また、燃焼速度に関しても計算され尽くしていなければ、葉巻の燃焼バランスを損なってしまう。
バインダーはフィラーをサポートする名脇役である。
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最後にラッパーで、葉巻を美しく包装して完成する。
ラッパーは、葉巻の一番外側に使用されている葉を指す。
葉巻の価値に大きく作用するため、コロホと呼ぶ白い布で覆った畑で特別に栽培する。
ラッパーに使用される葉は、収穫時に特別な審査をされて選ばれる。葉脈が目立っているものや穴の空いたもの、破れているものは最初の段階ではじかれてしまう。
そして、薄く、しなやかで弾力性の高い葉を厳重な管理の元、保管し使用する。
ラッパーが味を決めると信じている人もいるが、全体重量の僅かなパーセントである部分のみが、味を決めることはない。しかし、ラッパーが解けた葉巻は、それまでとは違う味に変化することも確かである。
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葉巻の分類の一つにショートフィラー葉巻、ロングフィラー葉巻というのがある。
葉巻の中心部に使用されている葉が、どのような状態であるかを指す言葉である。
では、ロングフィラーとショーフィラーが存在する理由は何か。
まず、葉巻を作製するに当たって、大切なのは、大きく質の良い葉を確保することであるが、すべての畑の葉が、虫も食わず、大きく育ってくれるはずはないし、乾燥、熟成の過程で割れてしまったり、崩れるたりする葉も出てくる。
大きく巻くのに適した葉(ロングリーフ)を使用して、プレミアムシガーと呼ぶ最上級品を作り上げることになるが、仕上げた葉巻の総てが、検品の段階でパスすることはない。
規格に合わなかったり、形が崩れていたりする葉巻は、美味しく巻かれていても市場に出ることはなく、巻きなおすことになる。
巻き直すことが不可能だった規格外の葉巻や、葉巻の製作過程において出る、葉の切れ端だったりを集めて細かく裁断し、それをフィラーとして使用した製品がショートフィラーの葉巻である。
ショートフィラーの葉巻は、機械巻きの製品に使用される。その為、美味しくないと思われている方もあるだろうが、誤解である。ただ、ロングフィラーの葉巻の方が味の変化がはっきりしているのは事実である。 |
次回につづく・・・ |
デュポンライター
ギャッツビー
Cohibaコラボモデル |
コヒーバ(Cohiba)
同じブランドのいろいろな葉巻を吸い比べてみると味の違いが判ってくる。
一例を挙げると、コヒーバは太いサイズから小型の製品まで存在する。
その上、シガリロやクラブサイズ、シガレットまで日本で入手可能である。
ロブストとランセロ、シグロI、シガレットを1日ないしは、2日かけて吸い比べてみる。 これを縦方向のテイスティングと言うが、横方向のテイスティングよりも葉巻の味そのものが判りやすいので試してみて欲しい。
葉巻は、太い方が複雑な味を感じやすい。それは、使用する葉の量が多いほど、香りや味に強弱を付け易いためである。 |
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パーティでバラしちゃいましたが(笑)、シガーダイレクトのお客様担当はリンダというキャラクター、そのキャラクターは実は2人いるんです。
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