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ホーム>日本で一番シガーを吸った男、週刊プレイボーイ元編集長!シマジのシガーレビュー 第3回 |
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【3】 モンテクリストNo.5 世界で最も売れているシガーブランドも最近当たりがない |
―今日のNo.5は、No.4と同じレシピだそうですね。
シマジ会長 俺、シバレンさん(故 作家柴田錬三郎氏)に聞いたことがあるんだよ。無人島に持っていくなら、何の本を持っていきますか?って。
M氏 モンテクリスト伯だったんですね?
シマジ会長 そうなんだよ。文豪アレクサンドル・デュマの『モンテクリスト伯』。すばらしい復讐譚だろ?俺も何回も読んだよ。キューバのシガー工場でも朗読の時間があったじゃない?職人が退屈しないように。このモンテクリスト伯は職人に大人気だったんだよな。
―工場で朗読の時間ありましたね。
シマジ会長 そんな素晴らしい名前の、かつて素晴らしかったシガーが、最近少しずつ「どうかなあ・・・」って思うものになっていくのは悲しいなあ。
M氏 世界で最も売れているシガーですからねえ。
―輸出されるハバナ・シガーの25%がモンテクリストだそうです。
シマジ会長 粗製乱造ってヤツだな。ハバナ・シガーの将来もそうなっちゃうかもな。
―アメリカ市場にオープンになったら、ということですね。
シマジ会長 まさに今を心おきなく愉しむべし、だな。
▲今年発表になったモンテクリストNo.2グランレゼルバ
―でも、今年のハバノス・フェスティバルで発表になったのは、このモンテクリストからNo.2グラン・レゼルバですからね。
M氏 モンテ初のグラン・レゼルバってヤツですね。
シマジ会長 最近あたりがないモンテでも、新しいのが出ると吸わなくっちゃ、という気分になるのが悲しいとこだな(笑)。しかし、モンテNO.5を最初に吸ったからか、これはうまいよ。レガッタとは大違いだ(笑)。
―ちょうどクラブのメンバーから「レガッタを酷評していましたが、おいしいモンテクリストはないんですか?」とメールが来てました。
シマジ会長 今月の答えはモンテクリストNo.5だな。しかし、本当にうまいモンテクリストがあるはずだ。シガーダイレクトクラブでモンテも全ラインナップ試していくんだろう?
―いいですね。
シマジ会長 まさにモンテクリスト伯の名分「待て、而して希望せよ!」だ。
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【4】 ラモンアロネス スモールクラブコロナス
レシピを変えていない最古のブランド |
▲新刊『人生は冗談の連続である。』も日本図書館協会の選定図書に
―モンテクリスト伯、読んでみます。
シマジ会長 神保町の岩波書店の本屋には、セットの箱入りで売っているよ。それを買いなさい。
M氏 しかし、「甘い生活」は文部省の推薦図書になりましたよね。
シマジ会長 そうなんだよな。5冊今まで出版して、3冊推薦図書に選ばれたんだよ。
M氏 すごいですよね。どんな人が選んでんだろ・・・。しかし、花粉症がつらい季節になりましたね。シマジ会長は、日本最初の花粉症患者でしたね(笑)。
シマジ会長 そうなんだよ、41歳のときだったか、まだ花粉症って言葉がなかったんだもの。
―(笑)。
シマジ会長 「風邪です」って言うから「俺は風邪にかかったことないんだよ、なんかおかしいよ」って(笑)。そしたら、それが後の花粉症だったんだ。
週刊プレイボーイの編集長やってたころだ。ゴルフしてたんだ。
M氏 今頃の季節ですね。
シマジ会長 そしたら突然「ハクショーン!」。8番のティーグラウンドで。「ハクショーン!」。もうね、くしゃみがとまらないんだ。そのゴルフ場の名前、なんだと思う?日光に近いんだけどさ、『杉の森カントリーゴルフクラブ』。
M氏 杉の森(爆)!つらい!
―そりゃ、きつい!
シマジ会長 それ以来の花粉症とのつきあいなんだ。戦後の国家政策で杉を植えすぎちゃったんだな。その杉より今は外材の方が安いって言うから、ほんととんでもないよ。全部伐っちゃえばいいんだよ。
▲サロン・ド・シマジにはこんなオブジェも
―相変わらず豪快ですね(笑)。
M氏 ラモンアロネス スモールクラブコロナスの方が、モンテより味が深いですね。
シマジ会長 うん。俺は一発で気に入ったよ。
M氏 しかし、ポール・ララナーガのレジオナル(2月ラインナップ)よりスパイシーですね。あれは甘かったから。
シマジ会長 あれ、うまかったからなあ。一箱Mちゃんと一緒に頼んだくらいだもんな。
M氏 届くの、愉しみですね。50本入りですからね。
―どっちかというと、このラモンアロネスはタバコよりな感じがしますね。同じラモンアロネスなら、私は甘味が強いスペシャルセレクテッドの方が好きです。
シマジ会長 クラブのメンバーにも愉しみにしといてもらおう。しかし、ラモンアロネスって古いブランドなんだろう?
―1837年設立以来、ブレンドの味わいを変えていないことが自慢だそうですよ。
シマジ会長 すごいよな。アップマンやパルタガスよりも古いんだ?
M氏 箱に鮮やかな印刷を貼りつけたのもここが最初だ、って言ってましたよね。
―そうです。杉の木のボックスなんかもそうらしくて、さすが最古のメジャーブランドですよね。
M氏 そういうストーリー聞くと、余計にこのシガー、愛おしくなりますね。
―今年のリミテッド(特別な限定生産品)として、ラモンアロネス エクストラ 2011リミテッドってのが登場する予定になっています。
シマジ会長 それもクラブのラインナップに入れてくれ(笑)。 |
.【5】ベガスロバイナ クラシコ シマジエスペシャルNo.1を作ってほしい |
M氏 私はベガスロバイナを吸うとき、シマジ会長の、ロバイナさんの追悼文を思い出すようになってしまいました。あれ、いい文章でしたねえ。
シマジ会長 そう?あれをスペイン語に訳してキューバに送ってよ。
―はい。
M氏 あんな素晴らしい追悼文なら、ロバイナ家も感動して、シマジさんのためのスペシャルシガー作ったりして。
シマジ会長 だったらベガスロバイナ シマジエペシャルNo.1とかどうだ(笑)?
―それをクラブのラインナップに入れたりして(笑)
シマジ会長 実にいいね!究極の夢だ!
M氏 すごい夢ですねえ!しかし、このクラシコも、いかにも「丁寧に作りました」って感じでしみじみとしていいなあ。先月のレビューじゃないけど、田舎娘の純情さ、って感じです。
―しかし、今月のラインナップ、ここまでのモンテ、ラモン、ロバイナの3つともちょっとタバコよりというか、あまり甘味が協調されていない感じがします。
シマジ会長 味の系統が2月や3月のラインナップと違って、似ている感じがするな。 |
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シマジ会長:
日本で一番シガーを吸った男、週刊プレイボーイ元編集長。
コラムニスト 島地勝彦氏
週刊プレイボーイ元編集長、集英社インターナショナル元社長。「乗り移り人生相談」「甘い生活」など著書多数
>>単独インタビューはこちら
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M氏
某大手企業に勤める広報マン
鋭いコメントはその豊富な経験に裏打ちされたものか・・・ |
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ベガスロバイナ クラシコ
165mm x 16.67mm 10.8g
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コイーバ シグロ VI
150mmx20.64mm14.67g
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ロメオ y ジュリエッタ ショートチャーチル
124mm x 18.65mm 11.66g
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ラモンアロネス スモールクラブコロナス
110mm x 16.67mm 6g
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モンテクリスト No.5
102mm x 15.87mm 5.91g
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島地勝彦氏単独インタビュー
日本で一番シガーを吸った男、週刊プレイボーイ元編集長島地勝彦氏インタビュー! |
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