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ホーム>日本で一番シガーを吸った男、週刊プレイボーイ元編集長!シマジのシガーレビュー 第2回 |
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【4】去年、コイーバの工場、見に行ったよ。カストロはすごいよ。 |
シマジ会長 コイーバって、エル・ラギートの工場で作っているんだ、そこ、見に行ったもんな。
M氏 へえ、そうなんですか。
シマジ会長 カストロのボディーガードたちが昔カストロの身代わりになって死んだんだよな。そういう遺族のために作った工場がエル・ラギートらしいんだ。カストロは凄いよな。
―ラギートを見に行ったのは、去年の明日ですよ。
シマジ会長 そうかあ。みんな巻き方、いい加減だったなあ。
M氏 そうなんですか?
シマジ会長 要するにアバウト。あれ見たら、細かいことは言えなくなるよ、バカらしくて。でも器用に作るんだよなあ。・・・やっぱりコイーバはうまいなあ!
▲断面を押しつぶさない見事な切れ味
―Mさん、このカットの断面、すごいですね!断面を押しつぶさずに切れていますよ。
シマジ会長 ・・・本当だ!凄いねえ!俺、買うよ、このハサミ!
―ありがとうございます。
M氏 こないだ『刑事コロンボ』見たんです。
シマジ会長 コロンボはシガー吸うもんな。
M氏 マフィアの親玉をはめようとして、殺人現場にわざとシガーの、カットしたキャップの方を落としておくんです。
シマジ会長 うん。
M氏 マフィアはシガースモーカー。ところが、コロンボが気づくんです。マフィアはV字カットで吸っているんです。
―キャッツアイとも呼ばれるヤツですね。
シマジ会長 証拠はギロチンだったわけだ。
M氏 はい。
―シガーの文化知っておくと、愉しみが増える、って感じですね。 |
【5】刑事コロンボ シガー文化を知っておくと倍愉しめる |
▲カットがいいとシガーがうまい。さて、このシガーのお味は・・・?
M氏 そうなんですよ。で、コロンボもマフィアからV字カッターをもらって吸うんですが、やっぱり自分の口で噛み切ったほうがうまい、ってオチだったんです(笑)。
シマジ会長 口で噛み切るなんて、育ちが悪いぞ、っていう表現だな。・・・しかし、カットがこれだけいいと、シガーがうまいだろうな。ブローも変わるだろうし。
―馳先生も、金をかけるべき場所として、このカッターをあげていらっしゃいましたね。
シマジ会長 吸い口をうまく作れるかどうかは問題だよな。
M氏 刑事コロンボが吸っているシガーって、アメリカ産かカナダ産でしょ?
シマジ会長 まずいの吸ってんだろうな。
M氏 彼がマフィアの机の上のシガーを見て「これ、ひょっとしてキューバ産ですか?」と聞くんです。
シマジ会長 うん。
M氏 マフィアは「お前もよくわかったな、まあ、一本吸え」と言うんですが、コロンボはこう言うんです。「密輸品を刑事が吸うというのはどうも・・・」
シマジ会長 へー、脚本家もわかっているんだ?
M氏 そうですよね。シガーって文化なんですよね。 |
【6】2005年のナンバー1シガー、パルタガス・セリー P No.2はプレイボーイのシガー |
シマジ会長 これはパルタガス セリー P No.2か。セリー D No.4とはシェイプが違うんだな、これはピラミデ、トルピード(砲弾型)だな?
―そうです。2005年にデューティー・フリーのプロダクト・アワードを受賞した、つまり2005年のNo.1シガーだそうです。
シマジ会長 今回は難しいぞ、コイーバと、このパルタガスは甲乙つけ難い。うまいなあ!
M氏 ホントですね。
シマジ会長 パルタガスって、ものすごく古いブランドなんだよな。
―そうです。1845年だそうです。
シマジ会長 創始者のハイメ・パルタガスという男は、名うてのプレイボーイだったそうだよ。暗殺されちゃうんだったな?自分のタバコ畑で。
―そうです。でもパルタガスは実際にもてたらしいですよ。
シマジ会長 まあ、その行き着く先は暗殺だったわけだ。何があったと思う?
M氏 嫉妬に狂った女から殺された、とか。
シマジ会長 だとしたら、きっと情熱的でいい女だったに違いないと思うんだよ。そんなこと想像しながら吸うのもおもしろいだろう?ミステリアスでロマンティックな、プレイボーイのシガーなんだよな。Mちゃんも気をつけておけよ。
M氏 (笑)よしてください。しかし、滅茶苦茶ブローがいいですね。
―カットされた断面が素晴らしい、というのもその理由であるんじゃないでしょうか。
M氏 断面の繊維をどこもつぶしてませんもんね。坪田パール買ってよかったあ!
―(笑)今月のレビューは坪田パールのハサミのレビューみたいですね。
M氏(笑)。 ―さて、今回はコイーバとパルタガスの一騎打ちという感じでしょうか。 |
【7】モンテクリストNo.4は今回格負けしてるな。他のシガーが凄いから。 |
M氏 いやあ、このロバイナも負けずにうまいですよ!
―ベガスロバイナ フェイモスですね。馳先生があまりのうまさに30箱押さえたヤツですね。
シマジ会長 しかし、このモンテクリスト No.4吸ってよ。他のシガーがすごいから、モンテのNo.4は落ちるね。格負けしてるな。
―しかし、Mさんは着火うまいですね。
M氏 え?そうですか?
―ちゃんとエッジだけに火がついてる。YouTubeに、ある人がガンガンラッパー焦がして真っ黒けにしている動画がありました。でも、そんな風に火をつけると焦げて辛くなっておいしくないですよね。
M氏 (笑)結構手元見てますよね。
―そうですか(笑)?
M氏 火のつけ方見たら、慣れているかどうかわかりますもんね、確かに。
シマジ会長 まあ、パルタガスじゃないけどさ、人生というヤツは、何度も恋を経験して豊かになっていくんだ、シガーを片手に。
―いいですねえ。
シマジ会長 燦たる夕陽を見ながら自分の人生をふりかえる。あるいは過ぎし恋を反省する。また、新しい恋にこれから踏み込もうという男にとっては、勇気を与えてくれる時間をシガーで過ごす。こういう風に一人で時間を過ごせないと一人前じゃないよ。
―心します。 |
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シマジ会長:
日本で一番シガーを吸った男、週刊プレイボーイ元編集長。
コラムニスト 島地勝彦氏
週刊プレイボーイ元編集長、集英社インターナショナル元社長。「乗り移り人生相談」「甘い生活」など著書多数
>>単独インタビューはこちら
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M氏
某大手企業に勤める広報マン
鋭いコメントはその豊富な経験に裏打ちされたものか・・・ |
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コイーバ シグロ V
170mmx17.07mm11.9g
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ベガスロバイナ フェイモス
127mm x 19.05mm 10.86g
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モンテクリスト No.4
129mm x 16.67mm 8.46g
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ロメオ y ジュリエッタ ミルフレイユ
129mm x 16.67mm 7.7g
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パルタガス セリー P No.2
156mm x 20.64mm 14.26g
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島地勝彦氏単独インタビュー
日本で一番シガーを吸った男、週刊プレイボーイ元編集長島地勝彦氏インタビュー! |
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