『不夜城』で衝撃的なデビューをして以来、ノワールの旗手として多くの著書を生み出してきた馳星周さん。
シガーダイレクトのスタッフには『不夜城』以来の熱狂的な馳ファンがいて、あきらめずコンタクトを続け、ようやくインタビューにこぎつけました。

スタッフが「不夜城」を読んでからほぼ10年後、ラブコールを送り続けて2年半の馳先生へのインタビューは、
近著『リアル・シガー・ガイド』について!
『不夜城完結編 鎮魂歌』での圧倒的な文章力で読ませるシガー描写に驚いたファンも多かったはず。
その常識、マニュアルを『間違っているだろう?!』と徹底してただす新しいシガー・ガイドの登場に喝采を送ったシガーファンも多いでしょう。

2008年9月末、爽やかな秋の空の下、馳先生のご指定で、軽井沢煙事(えんじ)の最高の食事とお酒を楽しみながらインタビューした内容をお届けします!
本には書かれていない衝撃的なお話も満載です!


撮影・協力
バー&レストラン 煙事

軽井沢の自然を堪能できるレストランです。
ご来店の際は「シガーダイレクト見たよ!」と一声かけてくださいね!

e-mail: smoke@enji.co.jp
HP:http://kazenoshiwaza.com/kunseikoubou/

「不夜城」
DVD発売中
税込6,090円
販売:東映ビデオ

公開日08.10.22
馳星周先生(以下馳) 
前菜が来ましたね。
「・・・これはね、この軽井沢の煙事(えんじ)の自家製のカラスミ。うまいよー! ・・・ね、うまいよねー!
・・・今でこそね、エラそうに言ってるけど、これに気づくのに4〜5年はかかりましたよ。 最初はさー、誰も何も知らないから、
ホラ、杉のシダーのヤツで、あぶって火をつけてから、とかね。」
よくマニュアルに書いてありますよね。
「真似してやってはみたけど、何の意味があるんだよ、それにーっ!っててねー(笑)。」
(笑)
「何の意味もないだろうよー!って気がつくのに5年(爆)。」
(爆)
「シダーくらいは本当はもっと早くに気づいたけどね(笑)。 ジッポーなんかのオイルライターで火をつけるのも好きじゃない
けど、「それが好き」ともし思えば、それで吸ってればいいんですよ。」
なるほどー!
「どうしてもこういうものなので、格好からあこがれて、格好から入る人が多いんでね、格好に行くのもわかるんだけど。
格好つけるのに金使うなら、その分葉巻買ったほうがいいよ。」
いいシガーをですね。
「葉巻本体を買ったほうがいい。僕はそう思いますね。」
リアル・シガー・ガイドの中でも、あくまでシガーは嗜好品、自分の好きなように、おいしいと思うように吸えばいい
んだと書いてありましたね。
「僕も高いシガーグッズ云十万円になるくらい(笑)、結構買いましたが、今使ってませんもん(笑)。
ライターだって、このビープ3が一番確実なんですから(笑)!」
ビープ3を使っていらっしゃるのが驚きでした(笑)。
「僕、10年くらいもう、これです(笑)!10年でこれが4代目。なかなか壊れないし。3本ターボがつきますよ、
なんていうライターだったらすぐにガスがなくなるし。」
(笑))すごいの使ってらっしゃるのかと思ってました。
お金かけるならこれです。カッター。パンチ。 ちゃんと切れないと困るんで・・・これもね、香港のペニンシュラホテルに入って
いるダビドフショップで、7〜8年前に買ったんですけど、これ一本で3つついていますからね、パンチが。だからほとんど
事足りています。」
パンチ・カッターをお使いなんですか?
「僕の基本はパンチです。」
そのこだわりは、どんなところで?
「こだわりなんてないんですよ、これが一番楽なんです。 それと、ハサミでカットしたときに、口の周りにカスがつくのが
嫌いだってことで。」
なるほど!
もうひとつ使っているのが、ドイツのジカーって、折りたたみ式のカッター。」
あー、私も持ってます!

「あれも好きなんですが、あれ持っていくのはトルピードとか持っていくときだけですね。 普通のノーマルなタイプのビトラ
の葉巻を持っていくときはこのパンチ。」
昨日、スタッフが私に「このライター持っていきますか?」とスゴイヤツ持ってきたんですが、「お前ねー、普段
使ってないヤツ、カッコつけて持っていったって、見破られるよ、正直な自分で行ったほうがいいよ」って。
「そうそう。その通りだよ。」
(笑)
「一度、このパンチを忘れてね、取材で北海道に行ったとき、葉巻だけはたくさん持っていってて(笑)、行く飲み屋も飲
み屋でね、田舎なんでバーとかじゃなくてね。 お姉さちゃんがいるカラオケパブなんだけど、『ナイフ貸して!』ってね(笑)」
(笑)
「まな板の上でこうやって、一所懸命切ってましたから(笑)。」
(笑)
「(笑)でも本当にそう思います。カッコつけたくなるのはわかるんだけど、実はこういうものの本質はカッコじゃなくてね。」
それならもっと吸って、シガーがわかるカッコよさというものを・・・
「うん。 そうだね。」
リアル・シガー・ガイドにはそこいらへん、今まで「本当かなー?」と思ってたことが「違うだろう?」と
はっきり書いてありますもんね。
「うん、大体はさ、業者がらみの人が本書いているわけじゃないですか?シガーの本って。そりゃ業者が怒るよう
なことは書けないわけですよ(笑)。実際に有名な人たちいますけど、絶対に俺達ほど吸ってないって!みんなね。」
あそこまで吸っている人は日本に・・・・・・
「絶対いないですよ、うちの赤帽倶楽部ほど、馬鹿みたいにいろんなものを吸っている人たちはいないです。」
いやー、リアル・シガー・ガイドでは、赤帽倶楽部のお話も含め、気持ちいいくらいに実証されてて、
今までの「本当かなー?」を斬り捨てていらっしゃるので驚いたんですが、シガーダイレクトもいろいろ
今まで大変なことありました(笑)。 馳先生は、この本に対していやがらせとかなかったんでしょうか?
「ないですよ、誰も言えないでしょう?僕は業界とは関係ない。僕が自腹切って得た知識を披露しているだけで
あって、他の何のしがらみもないですし。 実際、業者さんのところには行かないし(爆)。」
(爆)そもそも行かないんだ!
「(爆)行かないし!関係ないですよ!・・・そんな業者さんが、「違う」っておっしゃるんだったら、「違う」っておっしゃ
ってください、どうぞ、って。 ただし、僕は10年間やってきた中で、これが一番僕にはあっている。で、悪いけど、
お宅たちの葉巻はおいしくないですよ(爆)。」
(爆)
「そんな話なんです。」
(笑)リアル・シガー・ガイドのメッセージの一つ、「一般のショップで売られているシガーを勧めない」
という部分も驚きでした。そう気づかれたときのこと、なぜか?という理由のことを教えていただけますか
「始めたばっかりのころは、今話したような業者のところで買ってたわけです。それがうまいかまずいかもわかんない
です、その頃は。ただ、なんとなく葉巻がおいしいな、ゆったりと時間を過ごす、というのもぜいたくな趣味だなあ、いい
なあ、ってぐらいだったんですけど。仕事で香港に行ったときに、向こうの有名なシガーバーでね、えー、一本吸ったら・・・」
一本吸ったら・・・
「いや、吸う前から違うんですよ、香りが。・・・って感じで吸って・・・! やっぱりおいしいんですよ。で、日本のシガーバー
と何が違うのかな、って考えたわけです。」
ほう!
「見ると、まずむき出しで置いてない!」
(笑)
「絶対に置いてない!」
あ・・・料理です。これ、・・・鰹とさんまのカルパッチョ?おいしそうですねえ!
「(笑)・・・で、たどたどしい英語で、『日本で吸うシガーと全然違う んだけど・・・?』って聞いたんです。そしたら『俺達は
日本のことわかんないけど』って言うんで、 『日本のシガーバーってね、箱から出してむき出しにして、光に当てて売って
るんだよ』って言ったら、肩をすぼめて『アンビリーバブル!』だって(爆)!」
(爆)
「(爆)『アンビリーバブル!』だよ!・・・で、そんとき、ベガスロバイナのファモソスってヤツを一箱、それも2年くらい前の
ボックスコードのヤツがあったので箱買いして帰って吸ったら・・・やっぱりうまい。」
なるほど
「その当たりからですね、『どうもおかしいん じゃないか?日本の葉巻業界は!』と。」
おかしいんじゃないか、と。
「それで要するに向こうのほうがおいしいのと、2年たってたベガスロバイナ・ファモソスを吸って、『違う!』
それで当然、『熟成の秘密とは何ぞや?』という方向に動き始めるわけですよね(笑)。」
(笑)その先に赤帽倶楽部があったんですか?
「うん、自分一人じゃわからなかったし。みんな知らないし。で、ネットで調べているときに赤帽倶楽部見つけて、
そこにどう考えてもすごい情報が書いてあるんですよ。おまけに『この人たちはどうやってこんな珍しい葉巻を手に
入れているんだろう?』って。だって、絶対に日本じゃ手に入らない葉巻なんだもん。」
う〜ん。
「そしたらインターネットで個人輸入。ジェラール。」
存知あげてます。
「箱から違ったんですよね。蝋の封がしてあって。あけたら明らかに「あ!俺達が日本で見ているシガーと絶対違う
これ!」って。ジェラールは高いですけどね。で、買った後は保管で悩む(笑)。」
(笑)
「一番驚いたのはキューバン・ダビドフのカピネー タ。もう滅多に出ないけど、今出たら一箱25本入りで100万円とか、
200万円とかするんですけど、 僕の赤帽倶楽部の友人がまだ2000ドル台で買えたときに2箱買ったって言うのがあっ
たんです。彼の人生で一番うまいと思うシガーはこれだ!というんで一本持ってきてくれたんです。」
ほー!
「あれ、吸ったときの衝撃ってなかったですね。」 はー!馳 「今の感覚からすると、スカスカな感じがするんですよ、
『これ、巻きが緩すぎるんじゃない?』って感じ。でも吸ったら、コンコンと煙はわいてくるわ、香りはわいてくるわ・・・
実はキューバン・ダビドフって、プレミアがついてるけどおいしくないんですよ。」
そう聞きますね
「ええ。でもあのカビネータだけは!ホントにおいしかったですね。」
へー!それって保管の問題でしょうか?
「いや、元もとの作りが違うんだと思う。コィーバだって、94年でしたっけ?あそこらから以前と以降と味が全然違うって
言いますし、僕もキューバン・ダビドフいくつか持ってますけど、もう違いますもんね、トップ中のトップに巻かせているん
だなって、すぐわかる作りですよ。」
う〜ん。ダビドフの畑の話なんかは、北方先生から随分お聞きして「へー」と思いました。
「いろいろ聞きますね。」
何年くらい寝かせたもんだったんですかね?
「カビネータは、24〜5年寝かせてるでしょう。」
以前『なんでも鑑定団』の鑑定士の方とお話したときに、シガーは7年でしたっけ、そのくらいたつとニコチンが
後退していく、と。
「そうです。」
リアル・シガー・ガイドを読んで気づいたんですが、熟成をゆっくりさせる、だから・・・
「そうそう、ゆっくり熟成させるんです。機械巻きのね、安いヤツ、それも50年くらい前のがどこからかひょんと出てくること
があるんですよ。すると、ブランドなんか関係ないですよ、どれ吸っても同じ、鄙びたね(笑)、夏の押入れのような(笑)」
夏の押入れのような・・・(笑)
「それはそれでね、別にいいな、年月を感じるな、って。そっちの嬉しさはあるんですけど(笑)。やっぱりね、昔のトップ
ブランドの、当時のキューバのトップのトルセドール達が巻いたヤツって違うんですよ。空気がまんべんなく中にまわる
とか、いろいろあるんだと思うんですけどね。今ダビドフとかも80何年とかに終わってしまって、もう20何年前のものになっ
てしまうので、よく保管していればまだアロマとか楽しめますけど、あと10年もしたら、みんな同じようになってしまうでしょう。
だから後生大事に持っていてもダメだろう、吸おうぜ、って僕たちは吸ってるんです。」
なるほど
「だから、多分こういう風に保管していれば、一番おいしいのは 10〜15年じゃないかなあ。」
こういう風に保管していれば、10〜15年ですね?そこまでいけばご褒美ですねえ。
「うん。だから本にも書きましたが、イギリスの業者から電話がかかってきて、ラモンアロネスのプライベート・ストックの
箱が入ってきたんだけど、買わねえかあ?ってね、そんときたまたまお金があると、「いいよ、買うよ」って。買うと、この箱
の横のところに、当時のイギリスのシガーショップの手書きのラベルが書いてあって、Mr.ロバートソン 1972年、とか書い
てあるわけですよ。なんかそれ見てるだけでも、『どんな理由があって、俺のところにきたのかわからないけど、いいなあ!』
(笑)とか思うじゃないですか。」
(笑)
「多分、その買った人は死んで、息子はシガーとかに全然興味がなくて・・・「昔のシガーは高く売れるらしいぞ」ってことで
クリスティーズあたりのオークションにかけられて俺のトコに来たんだろうけど。」
ドラマがありますよね。でも、そういうオファーが入る関係って、人生を豊にするというか・・・ 。
「そうだねえ。でもそこはイギリスなんで高いんですよ!・・・いろいろレアものが入ってくるショップがあってね。そこの
東アジア一の顧客(笑)が、リアル・シガー・ガイドに出てくる赤帽倶楽部の草野先生って言うお医者さん。そのお医者さん
にまずオファーして、お医者さんが「いらない」って言ったのが、俺のトコにメールが来る(笑)という・・・」
(笑)
「でも最近メールが来なくなったから、さすがにビンテージシガーが手 に入らなくなったんだと思うよ。」
リアル・シガー・ガイドのメッセージの一つ、 「インターネットで個人輸入を利用しろ」も思わずガッツポーズ
をしました(笑)。 シガーダイレクトも、スタート以来サポーターの皆さんと一緒に試行錯誤してきました。
先生のお考えになる、個人輸入のよいところ、というのはどんなところでしょう?
「まず日本の有名どころ(笑)のシガーバーやショップで買うよりいいんじゃないかな、と。向こうのほうが保存方法が
多分しっかりしていますよ。それと日本で買うより安いですよ。」
シガーダイレクトの安さは最強ですし、日本語で対応できます(笑)。

「(笑)日本のシガーバーやショップはマニュアル化されているし、サーブしてくる人たち、いくらもらっているんだよ、
給料20〜30万円で俺に意見するなって、言いたくなっちゃう(笑)。吸ったことないだろう?これ!?ってね。」
(笑)
「まだ ワインのソムリエだったら、ちょっとティスティングもできるでしょうが、シガーも、客の吸い残したシガーを吸う
わけにもいかないだろうしね(笑)。そんなチマチマ吸っているの人がフロアに出てくるんで、その人たちの意見を僕は
参考にならないと思うんです。」
う〜ん。
「ただヨーロッパあたりで、親父の代からず〜っとシガーショップやってます、とかいうお年寄りはいろんな知識はある
けどね。ただ、だからある程度英語ができなければならない、という壁があるよね、個人輸入は。」
シガーダイレクトの個人輸入は安くて、日本語対応です (笑)!
「(笑)いろいろお話聞くと、シガーダイレクトが一時中断したこと、その後できるようになったことを考えると、意外とひょう
たんから駒だったようですね。」
そうですねえ。がんばってきましたし。 それに、もし葉巻やってなかったら、こうやって馳先生とお会いすること
なんてできないから、ホント、シガーダイレクト様様です。 後でぜひサインしていただければ、と思って、お客様
用のリアル・シガー・ガイド以外に、昔私が読んだ「不夜城」も持って来ました!
「(笑)わかりました。」
不夜城完結編の鎮魂歌でも、シガーが非常に重要なポジションを占めていましたよね。 それで、先生がシガー
をこよなく愛していらっしゃることがよく伝わりました。 リアル・シガーガイドでは、一般に言われるような加湿等の
常識や、着火についての常識を打ち砕く話の連続でしたが、 「間違った知識で自分をがんじがらめにせず、葉巻
を楽しもう」という最後のメッセージにいたるまで、自分のどれも納得いくものばかりで驚きました。 シガーの初心
者から、マニアと自認する方まで、ぜひ読んでいただきたい本だと思います。シガーダイレクトでガンガン情宣し
たいと思います(笑)。
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
お聞きしたい質問には、それらについての細かい内容も本当はあるんですが、 一番聞いておきたい質問をお聞き
します。先生にとって、『シガーとは何か』と聞かれたら、何とお答えになりますか。
「なんだろうねえ・・・。人生においしいウィスキーとおいしいシガーがなかったら本当につまんない、って思っているんですよ。
僕もお酒はウィスキー、ワインといろいろ飲みますが、どれか一つ選べって言われたら、僕は絶対ウィスキーなんですね。
で、シガーはキューバの葉巻です。ドミニカだろうが、何だろうが、いろいろ吸いましたが、やっぱりキューバは神に愛された
土地なんですよ(笑)。何でだろうと思うくらいにおいしい(笑)」
(笑)
「18歳のときに東京に出てきて、41歳で軽井沢。その間22〜3年、ずっと東京でせわしなく生きてきて、そんとき1時間なり、
1時間半なり、焦らずゆっくり行こう!と立ち止まれるのはシガーを吸っている時間だけ。」
う〜ん。
「のんびりさせてくれるものはやっぱりこれですよね。」
焦っているときに吸ってもおいしくないですしね。お忙しい中での、空白の時間、ということでしょうか。
「・・・(笑)武田さんに何度もシガーダイレクトのパーティ誘われたのをお断りしたのは(爆)・・・」
(爆)がんばりました!
「仲間とワイワイやって吸うのもおいしいんだけど、一番おいしいのは、一人でぼんやりしながら吸っているのなんです
よねえ・・・でも!」
でも?
「今度行きますよ(笑)。」
おー!
「(笑)・・・今僕が吸うのは一日2本。すごかったときは一日4本吸ってたんだけど、そんな無理やり吸わなくてもいいだ
ろう、と。そのペースなら、今のストックで70歳まで持つぞ、という(笑)」
(笑)
「そんな計算なんですよ。」
(笑)そりゃまたすごいですねえ!
「ジェラールにどんだけ保管してもらっているかわからないんで、今度確認しとこうっと。」
不夜城では劉健一がシガーの保管用の部屋を持ってましたよね。 先生もお持ちかと思ってました。
いえ!今の部屋に2畳半くらい、ジップロックで包んだものがぐわーっと(笑)立ててあるのがあります(爆)」
(笑)温度は20度?
「いえ、関係ない、夏は湿度高すぎるんで除湿機はかけますけど。後は何にもしてません。あのね、何にもしないための
ジップロック保管なんです。」
何にもしないためのジップロック保管なんですね?
「これを教えてくれた人は、東京に住んでますが、別にエアコンとかつけないでこれでやってます、って。」
えー。それはすごくいいですねえ!
「うんうん。」
先生、一つお願いがあるんですが、シガーダイレクトのサポーターの方達にも先生のファンが多いと思います。
そんな方達にメッセージで動画を撮らせていただいていいですか?
「いいですよ(笑)。」
じゃ、後でお願いします。先生のシガーライフをお聞きすると、意外だったんですが、作家の方が葉巻を吸うっ
ていうと、
原稿書きながら吸うイメージだったんですが、違うんですね。
「うん、しない。というのももったいないよね(笑)。何かしながらってのはもったいないよね。
唯一許すのは、何かを飲みながら、あるいはチョコレートを食べながら。これは許す。煙事のチョコのデザートは考えら
れないくらいおいしいんですよ、後で試しましょう。これがシガーと最高にあうんですよ。
やっぱりね、仕事しながらとか、車運転しながら、とかそんなことはしないです。」
すごくストイックですよね。
「ストイックというか、この歳になると(笑)、規則正しく生活しないと(笑)、いろんなことがうまくいかなくなるだけの話です。
30歳代前半のときは毎日銀座か六本木でしたよ。でもそんなの、もう飽きたし(笑)。」
(笑)
「あと、軽井沢は朝が気持ちいいんで、朝早く起きたいし、森をね、犬と散歩して短いシガー吸うとおいしい。」
なるほど。うちのスタッフなんですが、先生の本を読むと悪夢を見るヤツがいて(笑)
「(笑)」
夢でうなされて目がさめるそうです(笑)。そんな本、先生の本だけだそうで。
「それ、最高の誉め言葉ですよ(笑)。うん、素晴らしい誉め言葉だなあ。」
(笑)ヤツには今リアル・シガー・ガイドを読ませていますが、これは悪夢を見ませんね(笑)。
シガーダイレクトのビギナーの方には「とにかくリアル・シガー・ガイド」を読みましょう!と言いたいですねえ!
「ありがとう。」
とにかくおもしろいし、シガーを吸いたくなるし、箱で手に入れたくなってしまう(笑)。
先生はビギナーのための一本目としてパルタガスショーツと、ホヨー・ド・モントレーエピキュアNo.2をお勧め
されてます。
確かにビギナーは何を買ったらいいかわからない。
これとリアル・シガー・ガイドをセットにして『馳星周セレクション』としてビギナーがわかりやすいようにしたら
どうでしょう?
「ショーツ、おいしいよね。最初に吸うならいいね。どうぞ、おまかせします。」
ありがとうございます!
「そして、一時間時間をとって、他のことは何もしない。
コーヒーでも紅茶でも日本茶でもアルコールでもいいけど、自分の好きな飲み物と、ね。
いいシガーをね、楽しむ。」
一時間時間をとって、他のことは何もしない。
「1998,9年だったか、25本のうち23本が巻きがきつくて吸えなかったんだよね、ひどいんだよね。
2000何年だったか、キューバに空気が通るかどうかを調べる機械を導入したらしいんで、そこからはいいみたいだけどね。」
キューバのカストロ首相の健康も心配ですよね。
「ほんと、カストロ死んだら、絶対シガーの質、ガクンと落ちますよ。
おおっぴらにアメリカが輸入できるようになったら、がんがんアメリカが買うようになって、たくさん作れってことになって、
品質下がって値段は上がる。」
う〜ん。
「だから俺はその前にストックしなきゃ!って(爆)!かなり焦ってストックしてたってのはあるよね。カストロが死ぬ前にってね。」
(爆)
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