リアル・シガー・レビューとは・・・ 大人気のコラムニスト、シガーダイレクトクラブ会長の作家、島地勝彦さんを囲んで、愛と毒舌のシガー レビューをお届けします!ファン垂涎の秘密のBar、サロン・ド・シマジで、毎回クラブメンバーを一名ゲストとしてお呼びし、あっちに脱線、こっちに脱線の比較テイスティングをお愉しみください!こんなレビューが読めるのはシガーダイレクトクラブだけです!
さあ、今月のゲストはどんな方でしょう…?!
シガーダイレクトクラブメンバーファイル
Cigar Direct Club Member Profile No.70
武田鵬玉
鵬玉は師 新名玉宗(にいなぎょくそう)からもらった武号。シガーダイレクトは立ち上げ時から担当。
最初は誰も知らなかったシガーダイレクトを看板にするためにファッションデザイナー ドン小西さん、自動車評論家 徳大寺有恒さん、作家 北方謙三先生、作家
馳星周先生などそうそうたる方たちに直当たり。応援をいただき、ジャガー、サントリーなど一流企業の協力、雑誌LEON、UOMOなどにも掲載してもらったり、コラボを得たりした。
また、ブルガリ、UOMOとの組み合わせ、コラボでパーティをしたり、JALの後援を得てキューバツアーも実行。
馳星周先生のご紹介で、集英社インターナショナル代表取締役社長時代の島地勝彦社長(当時)と知り合い、以来かわいがっていただき、シガーダイレクトクラブ会長にお迎えした。
そんなシガーダイレクトを「第二の青春みたいなものです」と言う。
中学生の頃、集英社から出版された「今東光の極道辻説法」(正・続・最後の3冊を初版本で持っている)を愛読。当時の担当「島地(極道辻説法ママ)」にあこがれていたが、まさかその人と一緒にクラブのレビューをするようになるとは思っていなかった。
英国のミュージシャン、ポール・ウェラー率いるザ・ジャムに憧れ、福岡時代はバンドで有名で、FMラジオのDJ、雑誌のグラビアや特集、デパートでのステージ衣装などの展示等も行われた。ポール・ウェラーとは福岡で共演した。
武道生活は中学時代に極真空手に足を踏み入れたところからスタートし、平成11年福岡県下道場交流試合大会で優勝。東京に上京後、元禄から続く無外流居合を始め、武道経験40年の平成29年1月に免許を受領。教士七段免許。無外流居合鵬玉会会長。福島、栃木、東京、長野、岐阜、京都、大阪、兵庫、福岡、熊本などに支部があり、稽古指導をしている。東芝のCMに出演、東映の居合監修もし、東京アメリカンクラブの居合の師範も依頼されている。 |
【1】 シマジ会長、心筋梗塞で集中治療室へ! |
シマジ会長 同志諸君!帰ってきたぞ!
タケダ シマジ会長のコラムやメルマガ等で、もうご存じの方もいらっしゃるでしょう。
シマジ会長 先月タケダと会った翌日に心筋梗塞で倒れて救急車で運ばれだんだ。集中治療室にすぐ入れられて、緊急手術だ。
タケダ そんな中、シマジ会長のメールで、最初の危険な様子はよくわかりました。
シマジ会長 よくこの件を誰にも言わずにそっとしておいてくれた。ありがとう。
タケダ いえ。本当に考え込みましたが、シマジ会長の命がかかった瞬間のお願いですから。とにかく復活おめでとうございます。 |
【2】葉巻にドクターストップがかかった |
シマジ会長 ありがとう。でも、謝らなければならないことがある。タケダ、すまん、実はもうシガーが吸えなくなった。
タケダ え!
シマジ会長 一番最初のドクターストップが葉巻だ。本当にすまん。会長引退だ。
タケダ ・・・。
シマジ会長 同志諸君すまん。もうわかったと思うが、今月が俺の卒業だ。
タケダ ・・・しょうがありませんね。本当に今までありがとうございました。シマジさんが卒業であれば、私には次がありません。会社には別途伺いをたてますが、一緒に卒業させてください。
シマジ会長 ・・・タケダの卒業か。わかった。一緒に卒業しよう。お疲れ様。
タケダ ありがとうございます。
シマジ会長 俺はタケダに何度も念を押していたんだ。人生は恐ろしい冗談の連続だ。タケダだっていつか卒業するかもしれない。そのときは俺も引退だ、と。残念ながら、ドクターストップだ。会長を続けたくても続けられない。ちょうどいい潮どきだ。 |
【3】すべてのものごとには始まりがあれば、終わりがある |
タケダ 心筋梗塞の前日、「ちょっとまずい」と思いました。
シマジ会長 ステントの手術がうまくいって絶好調だったから調子に乗りすぎたんだよ。
タケダ 「おんぶしましょう」「肩を貸しましょう」という申し出をお断りされたシマジさんに、それ以上言えませんでした。「男のプライドだな」と思いましたから。
シマジ会長 そうだよ。いよいよ最後は2人で幕を引こう。今日はお互いにゲストだ。
タケダ わかりました。私達は卒業ですが、今まで育てたシガーダイレクトは新しいステージに続いていくんだと思いますし。
シマジ会長 月刊PLAYBOYの廃刊を始め、いろんな雑誌の終わりを見たから俺は驚かないよ。ある日いきなり「終わりです」と言われる。すべてのものごとには始まりがあれば終わりがある。雑誌は廃刊しても会社は続く。
タケダ このシガーダイレクトは私の第二の青春と言っていいような気がします。たくさんの方とお会いし、たくさん勉強をさせてもらい、たくさんのありえない経験をさせても らいました。これをさせてくださった、会社の社長には感謝の言葉しかありません。
シマジ会長 お前が大好きな文豪の馳星周先生、北方謙三先生もタケダを応援している。
タケダ ありがたいことです。 |
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