【4】とっさに思いついた「弟子です」
シマジ会長 しかし、救急車で運ばれたときは一瞬覚悟したよ。上野寛永寺の今東光和尚の墓に俺を助けてくれ、と頼んでくれてありがとう。

タケダ 他に思いつきませんでした。

シマジ会長 個室に移れた後、寛永寺からまっすぐやってきたお前に看護師が「どういうご関係ですか?」と聞いたんだよな。

タケダ とっさに「弟子です」と答えてしまいました。

シマジ会長 佐藤眞が「タケダさんなら弟子と返事してもいいと思う」と言ってたよ。

タケダ ありがたいことです。

シマジ会長 どれだけのつきあいになるかな。「シガーダイレクトクラブの会長になってくれ」とタケダが頼んで引き受けたのが・・・

タケダ 2011年の5月からです。

シマジ会長 大震災のときだな。しかし、顔を合わせたのはもっと古い。「リアル・シガー・ガイド」をシガーダイレクトが扱いたいと言い出した2008年からだから、もう10年。考えたらタケダとは毎月顔を合わせて食事して、葉巻を吸い続けて10年なんだなあ。


【5】40年のおつきあい
タケダ それ以前の中学生時代に、週刊プレイボーイの連載から単行本化された「極道 辻説法」を読んでいましたから。そこから考えると、40年以上シマジ会長とおつきあいをしているような気がします。

シマジ会長 まさに弟子だな。これも縁だよ。

タケダ むさぼり読んでいた中学生の頃には想像もしませんでした。ありがとうございました。

シマジ会長 これから何をするんだ?

タケダ どうしますかねえ(笑)。まったく違うことに挑戦しますかねえ。もうシマジさんと一緒に葉巻も吸えませんし。(笑)

シマジ会長 お前のやってきたことを振り返ってみるとなかなか足跡を残してきたんじゃ ないか?サントリーやジャガーにスポンサーになってもらい、クルーズの会社やブルガリ、UOMOなんかとコラボしたわけだろ?それも0から始めて、だぜ。おまけに俺を会長に担ぎ出したんだから。


【6】世界がシガーダイレクトを追いかけた
タケダ ありがとうございます。いい思い出です。ベストセラー「不夜城」を福岡にいた頃、夢中で読みました。その作者馳星周先生と食事したり、シガーを吸ったりできたことも思い出ですね。ただ、今回香港の郵便代が半端でない値上がりをしたので、コスト上昇でシステムを改定せざるを得ませんでした。

シマジ会長 しょうがない。きっとシガーダイレクトのファンはわかってくれるよ。

タケダ 卒業する私が言うのもなんですが、みんなで大事にしてきたシガーダイレクトをこれからも愛していただきたいです。

シマジ会長 今個人輸入をやっている競合が増えているんだろ?

タケダ 世界中が模倣してきたんですね。でも小分けしたものがあったり、送料の面や、ご依頼から到着までのスムーズさ、顧客ケアの日本人らしいきめ細かさと、決して負けるどころか、追随を許していません。

シマジ会長 そうか。

タケダ そして、このシガーダイレクトクラブ、シマジ会長と会員のコミュニティという性格、リアル・シガー・レビューというコンテンツは他では作れません。

シマジ会長 コンテンツは制作できるかの力量が要求されるからな。来月から俺たちのレビューが無くても、今までの作品は残る。

タケダ そうですね。 


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上記「」内コメント出典;「リアル・シガー・ガイド」馳星周著(集英社インターナショナル)
馳先生の許可を得ています。


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