今回のセレクションは最高に不健全だぞ! |
シマジ タケダ君、キューバでシガー毎日5本吸ってたでしょ?もう癖がついちゃって、毎日ようやく3本に押さえられるようになったよ。
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タケダ シマジさん、吸いすぎですよ。からだ大丈夫ですか?
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シマジ だから毎日ジムに通ってからだ鍛えてるんですよ!今回のシマジ・スペシャル・セレクションにつけた俺の原稿、あの中にも書いたけど『不健全な精神は健康な肉体に宿る』だ。
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タケダ あの原稿、おもしろかったです。
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シマジ だろ?最高にうまいシガーを吸う、ワインを飲む、遊ぶ。そういうのは、全部不健全なことなんだよ。何もしないほうが平穏無事なんだから。でもおもしろくないだろう?そんな人生。
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タケダ そうですね。
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シマジ 徹底して俺たちは愉しもうじゃないか!今回のセレクションは最高に不健全だぞ!それにしても愉しかったよなあ、キューバ。最高のツアーだった、飯はまずかったけど。
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ハバノス・フェスティバルの目玉は男性用・女性用 |
↑男性用 コイーバ&ロメオセット
↑女性用 モンテ&ホヨー+パンチカッターセット |
タケダ キューバの話は、レポを読んでもらうとして、今年のハバノス・フェスティバルの目玉だったコイーバのベーイケが男性用、ロメオ y フリエッタのフリエッタが女性用だそうですね。
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シマジ だから今回のシマジ・スペシャル・セレクションは男性用、女性用と2種作ったんだよ。残念ながらツアーに行ってない人たちにもキューバ気分を味わってもらいたいだろ?夢見るようなシガー三昧の日々だったもんな。
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タケダ キューバで吸ったシガーはウェットで考えられないくらいおいしかったですよね。
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シマジ そうだ、ウェットだった。だから届いて2週間は我慢して吸わない。ビーズに精製水をかけたショットグラスをヒュミドールの中においてじっと待つ。
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タケダ サロン・ド・シマジのでかいヒュミドールの中みたいですね。
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シマジ そう、そしてじっと待つ。この待つが重要だ。キューバで吸ったような状態に安定させないとな。
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珠玉のシガーレビューをちょっとだけご紹介します!
「通常のシガーレビューのような『甘い』とか『辛い』、『スパイシー』とか、そんな言葉を使うのはやめよう。
シガーのスペックじゃなく、人生のエスプリを語ろう!」と
シマジさんは最初にお約束。
だからついてくるシガーレビューは、読み物としてよみごたえがあります!
コイーバ ヘニオス
今年出るコイーバの最高傑作「ベーイケ」が君の手元に届く日までは、
これでキューバの気分を味わおう。
ヘニオスというのは「天才」という意味だ。
本当に自信のあるシガーじゃないとそんな名前はつけないよな。 |
※2009年夏号の
オリジナルレビューです。 |
ロメオ・y・ジュリエッタ ショートチャーチル
最近のチャーチルは味が落ちたように感じる。
その中で出たショートチャーチルはうまい。
近年の傑作だと俺は思う。
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モンテクリスト ペティエドモンド
その小説の名前をとってモンテクリストと名づけられたこのブランドは、
いつの間にかアップマンよりもメジャーになってしまった。
だってうまいもんなあ、モンテクリスト。 |
ホヨー ドゥ モントレー ペティロブスト
女性が吸いきるのに適度な長さ。そしてホヨー独特のやわらかさ。
シガーの中で味がまろやかで、優しい。
これを吸いさえすれば、女性はとりこになるだろう。
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女性用はシマジ流でパンチカッターつき |
女性らしさが際立つシンプルなデザイン |
タケダ なぜこの2セットの組み合わせにしたかを説明しておきませんか?
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シマジ そんなことは、この男性用でも女性用でも頼んで届いたら、中に俺の原稿が入っているんだから、読めば納得するよ。『そういう理由で選んだのか!』ってね。
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タケダ 女性用には、今回特別にパンチカッターがついています。
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シマジ パンチカッターは、くり抜いて吸い口を作るから、口を大きくあけなくていいんだよな。
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タケダ そういう気遣いもシマジさん流ということで。
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シマジ ありがとう。女性がシガーを吸う姿が美しくなるには、パンチカッターは必須だ、って使ってみたらわかるよ。お得なセットな感じするな。
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※現在、女性用は現地在庫1セットのみとなっております※ |
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今東光和尚、シバレン、開高健も |
タケダ ついでにブログでもシマジさんの新刊『乗り移り人生相談』を紹介しておきました。 |
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シマジ ありがとう。今東光和尚、シバレン、開高健もタケダにお礼を言っているぞ。 |
タケダ それは光栄です。みんなでこのセレクションを愉しみましょう。 |
シマジ 感想なんかも欲しいよな。 |
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‖島地勝彦プロフィール |
赤帽倶楽部名誉会長、集英社インターナショナル前社長。
乗り移り人生相談、Mens Preciousを含む7つの連載を持つコラムニスト。
1941年東京生まれ。青山学院大学 卒業後、'66年に集英社に入社。「月刊PLAYBOY」を創刊し、編集長雑誌「週刊プレイボーイ」編集長、「BarT」編集長などを歴任。
柴田錬三郎、今東光、瀬戸内寂聴、塩野七生、開高健からサッチャー元英国首相、プレイボーイ創立者ヒュー・ヘフナーにいたるまで 伝説の編集者としての輝かしい仕事をなさってきた方。
誰もシガーを吸っていなかった28歳の頃から「毎日5本吸っていた」というツワモノ。
著書に、『えこひいきされる技術』、『甘い生活』、開高健さんとの共著、『水の上を歩く』などがあります。 |
‖赤帽倶楽部 |
『リアル・シガーガイド』、シガーダイレクト上の馳先生インタビューにも登場した、 おそらく日本で最もシガーを吸った方が集まったコミュニティ。その中でも島地さんは圧巻。
<<島地勝彦氏独占インタビュー掲載中!
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