【4】銀行員、地元秩父のために帰る
森前さん 元々公務員志望でした。地元埼玉の秩父のために働きたくて。でも、大学卒業時に受からなくて、銀行に入りました。

シマジ会長 公務員と銀行じゃまったく違うな。

森前さん 私も向いてないな、と思いました。

シマジ会長 しかし、銀行マンの方が世間一般からはうらやましがられないか?

森前さん それが銀行に入社直後に秩父が公務員を募集、それに受かったんです。転職するのにはまったく迷いがなかったです。

シマジ会長 変わっているなあ。

森前さん 銀行でじっと座ってお金を数えたり、預金をとってきたりするよりも、地元のために汗を流している方が楽しくて。

シマジ会長 ますますもって変わっているぞ。わざわざ地元に戻ってだぞ。

森前さん みんな出て行きますが、育ててくれた地元のために何かできることをしたかったんです。

シマジ会長 こういう人が地方を支えているんだぞ。偉いよ。どんな仕事なんだ?


【5】ゴミ処理、消防、介護保険、火葬
森前さん 自治体が小さいので、一つ一つの自治体で何かするのは無駄が多いんです。そこでその一帯の自治体複数の事務をまとめてやろう、と自治の組合があるんです。その仕事ですね。ゴミ処理、消防、介護保険関係、火葬。

シマジ会長 何人くらい住んでいるの?

森前さん 秩父市内だけで6万人、周辺を入れれば10万人強です。

シマジ会長 それだけの人数のゴミを管理しているんだな?

森前さん はい。

シマジ会長 凄いじゃないか。今まで小綺麗なオフィスでお札を数えていたのが、地元のためにとゴミを管理しているんだから。

森前さん そうおっしゃいますが、ゴミ処理場の現場はおもしろかったですねえ!いろんな人もいるし、危ない方もいらっしゃいましたし。

シマジ会長 ガッハッハ!

森前さん 埋め立て作業もやりましたし、あのおもしろさはなかなかないんじゃないで しょうか。椅子にずっと座っているより楽しいです。


【6】10万人のゴミ
シマジ会長 なんでも埋めるんだよな。

森前さん 平成に入る頃まではそうだったようです。でも今はリサイクルが時代のトレンドですから。

キンパツ君 ペットボトルはキャップ、ラベルはずして・・・金物がついているようなものは一々金物をはずして・・・そんな作業の方がコストがかかりませんか?

森前さん そうやってきちんと分解している方が業者に高く売れるんですよ。

キンパツ君 えー!そうなんですか?

森前さん まあ、人手がないので大変ですが。

シマジ会長 毎日だろ?

森前さん 10万人のゴミは毎日出ますからね。

シマジ会長 偉いよ、なかなかできないぞ。モリマエのシガー歴を聞こう。


次ページ>>「世の中、こんなシガーばかりになったら、俺は葉巻を卒業するよ」(島地勝彦)



バックナンバーを読む >
 
 

   
 

会長は作家の島地勝彦先生 

毎月5種ハバナシガーが届く 

スペシャルオファーなど特典
 
毎月届く島地会長のレビュー

上記「」内コメント出典;「リアル・シガー・ガイド」馳星周著(集英社インターナショナル)
馳先生の許可を得ています。


Copyright(c) 2016 40%OFF! Cigar Direct All rights reserved.
掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます。