リアル・シガー・レビューとは・・・ 大人気のコラムニスト、シガーダイレクトクラブ会長の作家、島地勝彦さんを囲んで、愛と毒舌のシガー レビューをお届けします!ファン垂涎の秘密のBar、サロン・ド・シマジで、毎回クラブメンバーを一名ゲストとしてお呼びし、あっちに脱線、こっちに脱線の比較テイスティングをお愉しみください!こんなレビューが読めるのはシガーダイレクトクラブだけです!
さあ、今月のゲストはどんな方でしょう…?!
シガーダイレクトクラブメンバーファイル
Cigar Direct Club Member Profile No.42
ミズマさん
島地勝彦公認バトラー、某株式会社代表取締役社長。伊勢丹メンズ館8Fのサロン・ド・シマジにて島地さんの右隣に立ってお手伝いをする“島地勝彦公認バトラー”。
毎週日曜日に現れるところから、“サンデー・バトラー”と呼ばれる。
シングルモルトとシガーをこよなく愛し、主人である島地さんと遊戯三昧の日々を駆け抜けるも、普段は丸の内に居を構える某企業の社長として、堅い仕事をしている裏(表?)の顔を持つ。 |
【1】 遂に登場!サンデー・バトラー、ミズマさん! |
▲「島地勝彦公認バトラー」の文字が燦然と輝くミズマさんの名刺 |
島地勝彦会長(以下シマジ会長) 同志諸君!あけましておめでとう!今年も健康でうまいシガーを吸おう!今日は俺の読者なら知っている、公認バトラー・ミズマだ!
ミズマさん あけましておめでとうございます。
タケダ ミズマさんは会社を経営しながら、日曜はサロン・ド・シマジですか?
ミズマさん 元々商社勤めだったんですが、独立して4年、ようやく軌道に乗ったんです。それでシマジ会長の日曜だけのバトラーになりました。
シマジ会長 日曜日だよ!ミズマは結婚していて子どもは9歳だ。なのに毎週日曜、サロン・ド・シマジのバー・カウンターにいるんだ!偉いだろ?
キンパツ君 偉いんですか・・・?
シマジ会長 毎週まず午前中に映画に行く。飯を食いながら感想を話す。2時から8時まではバーカウンターに立つ。それから反省会を兼ねて、アフターの食事、そして本店 に移動してシングルモルトとシガーだ。
キンパツ君 恋人みたいですね。
シマジ会長 ホントだな! |
【2】ロシア、ラガブーリンとコイーバ |
タケダ ミズマさんのシガー初体験は?
ミズマさん 取引の関係でロシア出張のときに。ロシアのお金持ちと飲みますよね。彼らはウォッカは飲みません。スコッチなんですよ。ウィスキー。ラガブーリンを最初に飲んだのもロシアでした。心の中では「正露丸みたいな味がする!」
シマジ会長 (笑)
ミズマさん ロシアのお金持ちがラガブーリン16年に合わせてシガーを吸っている。私に1本差し出して、「お前も吸ってみろ」と。それがコイーバでした。
キンパツ君 濃い~初体験ですねえ。
ミズマさん それからは出張のたびに吸うようになりました。シマジ会長との出会いはその後です。いろいろ教えてもらいました。熟成年数20年、30年以上のものをさまざま飲ませていただきました。
タケダ やはり違いますか。
ミズマさん 舌が開くというんですかね。
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【3】サンデー・バトラーは、なぜ映画「君の名は。」で泣いたのか? |
タケダ ミズマさんと言えば映画「君の名は。」
ミズマさん (笑)よくご存じで!
シマジ会長 あの童貞と処女の中学生の妄想みたいな映画で号泣したんだぜ、ミズマは。
キンパツ君 私も見たんですが・・・
シマジ会長 何ぃ!キンパツ君も見に行ったのか?!誰と?
キンパツ君 いえ、1人で。
シマジ会長 お前も妙な男だねえ!
キンパツ君 いえいえ、あれのどこに号泣したんですか?
ミズマさん 私は東北出身です。あの映画のモチーフは、東北の大震災です。主人公の彼が行ったのは、いわば大震災で家が流された後。「その前に戻りたい」というのは東北の人間ならだれもが持っている思いだと思うんです。
タケダ なるほど。 |
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