【9】「他人がやると不倫、自分がやるとロマンス」

タケダ　今年は文春砲と呼ばれる文春のスクープが凄かったですね。

キンパツ君　ベッキー、若手イクメン議員宮崎謙介・・・

シマジ会長　「他人がやると不倫、自分がやるとロマンス」なんだよ。

キンパツ君　円楽さん、座布団3枚！

シマジ会長　ガッハッハ！しかしなあ、あんなに有名人の不倫を寄ってたかって　ぶったたくような国はないんじゃないか。見ていて幼稚な国だと思ったよ。

梅村　不倫の何が悪い！とキンパツ君が言ってました。

キンパツ君　飲みすぎて役に立たないのに、こんなところだけ振らないでください。

▲シラク元大統領

シマジ会長　フランスでは、海外のジャーナリストがシラク大統領に「愛人がいますね」と聞いた。シラクは答えた。「それがどうしました？」国民もそれは　シラクのプライベートであって、政治とは関係ないと考えたから大統領に選んだ。国民の成熟度を比較すると小学校1年と大学院くらいの差があるよ。

キンパツ君　だから小学館の雑誌「小学2年生」が休刊に追い込まれたんですよ。

タケダ　不倫について言えば、別にいいとか悪いとか、当事者の選択だと思うのでどうでもいいんですが、よってたかって叩くこの風潮が嫌いです。ですから円楽さんにはがっかりしました。

シマジ会長　どうして？

タケダ　落語家では桂春団治のような先輩もいたじゃないですか？あの方だけですよ、「芸の肥やしです。」と言えただろう人は。

シマジ会長　「それがどうかしましたか？」と言えたんだよな。

【10】珠玉の不倫小説「藤十郎の恋」を書いた文豪菊池寛、彼が文藝春秋社を創業した

タケダ　文豪菊池寛が書いた小説で、元禄時代の歌舞伎役者坂田藤十郎が不倫　をする話がありましたね。

▲1919年（大正8年）長崎滞在中の写真。一番左が菊池寛。隣が芥川龍之介。

実は芸を極めたい一心で人妻が恋に篭絡する様を観察したいだけ。それで、ファンだった商家のおかみさんを口説いた、という。

シマジ会長　「藤十郎の恋」だね。

タケダ　人妻は藤十郎が実は気持ちがなかったと知り、自殺する。藤十郎は眉一つ動かさない。素晴らしい小説でした。「それと同じだ」と言ってやればよかったんです。

シマジ会長　そんな不倫を描いた菊池寛が文藝春秋社の創業者なんだぜ。

キンパツ君　そうなんですか？！

シマジ会長　なあ、タケダ。文春のスタッフは自分たちの会社の創業者が書いたその小説を読んだのかね？

タケダ　あんまり言うと文春がシマジ会長を調べだしますよ。（笑）

シマジ会長　大丈夫だ、叩けばほこりが何も見えなくなるくらいに出てきて、敵もあきれ返ってあきらめるよ！ガーハッハッハ！

追伸
今月はお酒は一滴も出ませんでした。

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