リアル・シガー・レビューとは・・・ 大人気のコラムニスト、シガーダイレクトクラブ会長の作家、島地勝彦さんを囲んで、愛と毒舌のシガー レビューをお届けします！ファン垂涎の秘密のBar、サロン・ド・シマジで、毎回クラブメンバーを一名ゲストとしてお呼びし、あっちに脱線、こっちに脱線の比較テイスティングをお愉しみください！こんなレビューが読めるのはシガーダイレクトクラブだけです！
さあ、今月のゲストはどんな方でしょう…？！
シガーダイレクトクラブメンバーファイル SPECIAL
Cigar Direct Club Member Profile No.24 徳大寺有恒先生の奥様
徳大寺先生を「ダンディ」と呼ぶ私たちにとって、その奥様はこれ以上の方はいないような貴婦人然としたお方です。
奥様は普通の方なので、ご本名ではなく、あくまで徳大寺先生の奥様としてご紹介します。
▲「キューバン・ダビドフ・ナイト！」マジシャンGo!の手元を食い入るように見つめる故徳大寺有恒先生と奥様
この夜の様子は、「リアル・シガー・レビュー！伝説のシガー50本。灰に変えよう」、また徳大寺さんの追悼レビューは「終身名誉会長 追悼 徳大寺有恒」で。
|
島地勝彦会長（以下シマジ会長） 同志諸君、今日は特別ゲストだ。どこにも出てない お話をしてもらおう。昨年末に亡くなられた終身名誉会長、徳大寺有恒さんの奥様だ。
徳大寺さんの奥様（以下奥様） こんばんは。
シマジ会長 徳大寺さんは、シガーダイレクトをごく初期から応援し続けたんですよ。
タケダ 六本木ヒルズクラブで、最初のパーティやろうとしたんですが、業界のバッシングが凄かったんです。
シマジ会長 予定していたゲストが出られなくなったんだよな。
奥様 まあ！
▲最初のシガーパーティ「日本最大のシガーパーティ」＠六本木ヒルズクラブにて。 |
タケダ はい。もう駄目か？！というときに「よし、出てあげるよ」と言ってくださったのが徳大寺さんとドン小西さん。そこから北方謙三先生、馳星周先生と開けて、まだ集英社インターナショナルの社長をしていらしたシマジ会長と知り合えました。
奥様 主人は仕事の話はあまりしゃべりません。でも、ブルガリでもされたんですよね？それは印象的でした。「お洒落していかなくっちゃ」と言ってたので。（笑）
タケダ はい。乾杯はいつも徳大寺さん。「日本の葉巻はモノポリー（独占）で高い。シガーダイレクトが頑張ってリーズナブルに手に入れられるなら僕は賛成だな」とおっしゃっていただけたのが印象的でした。
シマジ会長 シガーダイレクトは、こんなことを誰も考えつかなかったころから個人輸入でリーズナブルにシガーを提供したからなあ。バッシングも凄かったんだろ？
タケダ はい。
シマジ会長 そんな中、応援してくれた徳大寺さんには頭があがらないな。徳大寺さんはカッコイイ、ダンディな人でしたね。 |
奥様 それがわからないんですよ。家ではただの太ったおじさんでしたから。（笑）
シマジ会長 （笑）奥様の前では本当にリラックスできたということなんでしょう。どこでお知り合いに？
奥様 私は高校卒業後、デパートに勤めました。当時のデパートは女性ばかりの職場でした。男性は上司とか数えるくらい。新入社員の歓迎に、先輩が知り合いの男性を連れてきました。そのまた友人だったのがまだ成城大学生だった徳大寺でした。
シマジ会長 徳大寺さんが一目惚れ？
奥様 どうでしょうかねえ。今で言えばストーカーです。私が仕事が終わると、毎日入口で待っているんですから。（笑）
シマジ会長 （笑）情熱家だねえ！
奥様 私の親友が主人のお友達を好きになってしまいました。その方を呼ぶためには、主人を呼べばいい。そこで友人に頼まれるので、私は主人を呼ぶんです。
シマジ会長 グループ交際だね？
奥様 そのうちに主人を「悪い人ではないかも」と思うようになったんですからねえ。友人も私たちの3年後に結婚しました。
シマジ会長 青春だねえ！
|
タケダ レーシングメイトという会社を経営されてうまくいったんですよね。
奥様 でも結局潰しました。そして精神的に追い詰められて糖尿になったんです。30代前半でインシュリン投与です。
シマジ会長 凄いストレスだったんだね。
奥様 主人は経営が下手だったんです。潰れたときも、取引先に迷惑をかけないよう、お詫びしながら私財を投げうってお支払していました。迷惑をかけるからと。
シマジ会長 真面目なんだなあ。
奥様 だから、「僕は人を使わない、使われない」と言ってそんな道を探したんです。 |
|
次ページ＞＞「間違いだらけのクルマ選び」ヒット！
|
▲UOMO x CigarDirect @BVLGARIGinza Tower「