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馳先生 「誰が巻いたんだ、連れて来い」って言いたくなるよね。(笑)キューバは外貨を稼ぎたい、観光と葉巻しかないから、「葉巻で稼ごう」と思っちゃったんです。普通なら、あと5年や10年をかけて一人前にするところを、「人手が足りない」と、あろうことかコイーバまで巻かせた。ようやく2002年、2003年あたりにドローマスターが導入されるわけです。
シマジ会長 1本ずつシガーに空気を通してドローの状態をチェックすんだよな。俺はタケダとキューバで見たよ。でも結構いい加減だぜ、だって横と話したり、振り返ってみたりしながらやってるんだ。「ラテンだなあ」と思ったよ。
馳先生 それでもないよりは随分ましだよね。「どうあがいても吸えない」ってのは無くなったから。でも硬い、巻きがきつい、ドローが悪いってのはあるよねえ。
シマジ会長 もう悲哀を味わいながら吸うしかないよ。それもハバナ・シガーだ。
馳先生 それはそうなんだけど、だからこの時代のキューバン・ダビドフには感動するんだよねえ。品質管理が徹底されているから、手触りからして違うもん。ラッパーに太い葉脈があるようなシガーは絶対にない。今は平気で使うけどね。しかし、どうやって保管してたんだろう、普通ならこんなビンテージシガーはもっと「鄙びた感」が出るんだよ。 |
タケダ 「鄙びた感」?
シマジ会長 ちょっとカスカスって言う雰囲気だろ?
馳先生 そう。ひどいのになると、20年、30年前のシガーは、押入れの匂い(笑)がしたりする。
キンパツ君 嫌ですねえ!(笑)
馳先生 このキューバン・ダビドフはプロが保管していた、というのがよくわかるよね。この保管の状態は“生きている”。
シマジ会長 サプライヤーが「ウルトラ・パーフェクトなコンディションだ、今まで見たことない」って言ったのはわかるよなあ。
馳先生 英国式のプロのやり方にも感服するけど、俺式のジップロックに入れて風味を逃がさない保管方法なら、さらにもっと生きていたと断言するね。 |
【5】発酵するには酸素が必要だ。酸素が多いと発酵が早まる |
キンパツ君 それは酸素に当たる部分が少ないからですか?
馳先生 そう。発酵するには酸素が必要だけど、酸素が多すぎると発酵が早まっちゃうんです。
キンパツ君 なるほど。
馳先生 このドンペリニヨンを吸ってみたらわかる。吸ったら、ちょうどいいだけの煙が、空気を吸うように入ってくるんだよね。これを巻いたトルセドールの技術の素晴らしさは賞賛に値するよ。
シマジ会長 No.2を持っている友人も何人かいるし、吸わせてもらったけど、このNo.2のエイジングの具合とは違うね。サーのキューバンダビドフNo.2は素晴らしい。
タケダ 何が違うんでしょう。
馳先生 元の保管状態じゃないかな。昔、イギリスの業者から買ったのと比べると、このキューバン・ダビドフは、わかっているお金持ちがわかっている人を雇ってやらせたんだな、っていうのがよくわかります。
キンパツ君 そんなシガーをもっと見つけたいですねえ。
馳先生 実はそんなビンテージで、保存状態がいいハバナシガーがどこにあるって言われているか知っている?
キンパツ君 どこですか?
シマジ会長 香港だろ?
馳先生 当たり。香港だって言われているんです。
キンパツ君 なぜ香港なんでしょう?
馳先生 香港の人って凝り性で趣味が好きだから、シガーを大事に保管しているって言うんだよねえ。
シマジ会長 趣味に凝るからな。
馳先生 灰の美しさ、これがキューバン・ダビドフの凄さですよね。嫌味なところ、とがったところが煙にない。
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