【4】愛のカラオケ屋
木野さん 食事して、ホテルも用意していたんです。ムードも考えたんですが、「カラオケに行こう」という話になって・・・

シマジ会長 ふむふむ。

木野さん そしたら、歌がうまいんですよ。思わず見惚れて・・・

シマジ会長 まさかそこでやったんじゃないだろうな?カラオケの部屋で?

木野さん ・・・すみません、その、まさかです。

シマジ会長 ガッハッハ!我慢できなかった?

木野さん カラオケ屋の店員が何度も窓から覗いているような気配はわかったんですが、もう止まりませんでした。

シマジ会長 ガッハッハ!く、苦しい!よかったじゃないか。


【5】「人生、どうなるかわからない」


木野さん
 それが、彼女のお姉さんのご主人は、東大出て航空会社に勤めている人でした。「これはいいのかな、俺でいいのかな」と思ったら、「人生、これからどうなるかわからないんだから、気にすることはない」と言ってくれたんです。

シマジ会長 ただの女傑じゃないぞ、優しさがあふれていたんだな。キンパツ君、お前も理科準備室でいい女を見つけて来い!

キンパツ君 失礼ですが、言わせていただいていいでしょうか。余計なお世話です。

シマジ会長 ガッハッハ!

木野さん その一言のおかげで頑張って今があるような気がします。収入、幸せ度は十分。(笑)高校の先生に感謝です。

タケダ 先生はどこで奥様をご存じだったんでしょう?

木野さん 「詩吟の会」つながりで。

タケダ え?奥様が詩吟をなさる?

木野さん いえ、家内の親が。

シマジ会長 タケダ、何言ってんだよ、その親御さんが「うちの娘に誰かいい人いませんか?」って言ったときに、「あ、私の卒業生にいい男がいます。多分ぴったり合いますよ」と言ったんだよ。

キンパツ君 え?そのときのやりとりを知ってるんですか?

シマジ会長 知るわけないだろ、ガッハッハ!俺くらい生きるとわかるんだよ。


【6】東北大震災でシガーを覚えた

▲石巻で寝袋にくるまれながら最初に建てた家の方からいただいたもの。
木野さん 私、35歳で1軒家を買ってたんですよ。背は低いですが、家はありました。

シマジ会長 背が高い低いなんて、チ〇〇コが大きい小さいと同じくらい関係がない!

タケダ (爆)!なんだか今日は飛ばしていますねえ!力がみなぎってますよ。

シマジ会長 だろ?シガーはどこで?

木野さん 東日本大震災の前日、テレビで「相棒」を見ていたんです。そうしたら葉巻について語るシーンがありました。

シマジ会長 テレビドラマだったら、シガーダイレクトが、そのシガーやグッズを提供しているかもな。

木野さん 浦安での仕事が終わった3月11日、監督が石巻出身だったもので「来てくれ」と。そこからあれよあれよという間に家を修理して建て直して10カ月です。

シマジ会長 10か月!

木野さん 最初頃は自衛隊の缶詰を食いながら。することがないのでお金だけがたまって、「そうだ、葉巻でもやってみようかな」とネットでシガーダイレクトを見つけたんです。


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上記「」内コメント出典;「リアル・シガー・ガイド」馳星周著(集英社インターナショナル)
馳先生の許可を得ています。


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