長谷川さん 50歳を前に県立美術館に異動になりました。そうなると昼も夜も演劇。最近は東京ではなく、韓国や中国をはじめ、海外でもやっています。
シマジ会長 劇作家であり、演出家として?
長谷川さん そうです。青森も演劇を10年続けると観客も育ってくるんですよね。これからは芸術の地産地消です。
シマジ会長 芸術の地産地消。いいねえ。
長谷川さん NHKのスタジオ演劇の最後は俺たちでした。101という一番大きいスタジオ にお客さんを入れて、キャメラ7台を回して。おもしろかったですねえ。
タケダ どんな話だったんですか?
長谷川さん 斎場での話なんです。焼き場で焼きあがるまでに見える人間模様。隠し子が東京から訪ねて来たりね。
タケダ 見てみたいです。映画は起承転結と派手なアクションで見せようとするものが多いじゃないですか。ところが長谷川さんの舞台は1時間半会話だけ、終盤「?何かあったに違いない」に行き着くところが凄いですよね。 |