リアル・シガー・レビューとは・・・ 大人気のコラムニスト、シガーダイレクトクラブ会長の作家、島地勝彦さんを囲んで、愛と毒舌のシガー レビューをお届けします!ファン垂涎の秘密のBar、サロン・ド・シマジで、毎回クラブメンバーを一名ゲストとしてお呼びし、あっちに脱線、こっちに脱線の比較テイスティングをお愉しみください!こんなレビューが読めるのはシガーダイレクトクラブだけです!
さあ、今月のゲストはどんな方でしょう…?!
シガーダイレクトクラブメンバーファイル SPECIAL
Cigar Direct Club Member Profile No.26
小学館sabra net編集長 西坂正樹(にしざかまさき)さん
1962年1月7日生まれ。東京都杉並区出身。
大学時代、バイトで稼いだお金を、自ら結成した世界料理研究会での、食べ歩き活動に費やし、膨大な食べ歩きデータを作成し、そのデータノートを面接で披露して、小学館に入社。
入社後初の配属先は、島地会長の競合誌、男性誌「GORO」。看板企画 篠山紀信のヌードグラビア「激写」を丸5年担当。その後「少年サンデー」、「ヤングサンデー」等の漫画誌をやりながら、一貫して芸能人グラビア(担当したタレント写真集は約100冊)や、映画記事(国内外でC・イーストウッド、Tクルーズ、Gルーカス、M・ジャガーなど多くのハリウッドセレブをインタビュー)も担当する。
2000年より休刊となった「GORO」の代わり、「デジタル世代のGORO」をコンセプトに、男性誌「sabra」を創刊。2007年よりsabra編集長。現在、有料のアイドルグラビアサイトsabra netの編集長兼デジタル出版企画室室長。
趣味は旅。
これまで担当したタレント写真集の撮影ロケや、洋画の取材、ダイビングなどを通じて、南極大陸を除く、全大陸を制覇、これまで世界50カ国以上を旅してきた。
イタリア北部の家庭にホームステイ、南仏で狼男の伝説に迫ったり、ルーマニアでドラキュラになる儀式を受けたり、カンヌ映画祭に正式招待され赤絨毯を歩いたり、ニューヨークのSMスポット巡りに興じたり、チベットで生き仏に会ったり、北京大学で超能力研究所を訪ねたり、モナコの豪華クルーザーのスパに浸かりながらF1レースを眺めたり・・・ユニークな旅は今も続く。 |
▲これがsabraだ! |
島地勝彦会長(以下シマジ会長) 今月のゲストは俺が会長になる以前からシガーダイレクトクラブのメンバーの西坂さんだ。
西坂さん よろしくお願いします!
シマジ会長 小学館の編集者、雑誌「GORO」や「sabra」の編集長を歴任し、今はデジタル事業局の室長だ。
タケダ GOROではどんなことをやられたんですか?
西坂さん 「実験人形ダミー・オスカー」や、篠山紀信先生の「激写」を担当しました。
タケダ 「実験人形ダミー・オスカー」!懐かしい!
シマジ会長 今は何をやっているの?
西坂さん 今もsabraのWEB版の編集長なんです。さらに「P+D BOOKS(ピープラスディーブックス)」を立ち上げました。 |
シマジ会長 「P+D BOOKS」というのは何?
西坂さん PaperのPとDigitalのDです。「名作」と呼ばれた文学が絶版になっています。
タケダ ドカンと売れるものばかりがもてはやされますからね。
西坂さん 後世に受け継がれるべき素晴らしい文学が現在入手困難です。こんな昭和の名作の数々を、電子書籍と連動させて、ペーパーバック書籍として蘇らせる仕事をしています。
シマジ会長 え?これは500円!
西坂さん 電子書籍と同じ価格です。今読んでも素晴らしい作品ですよ。
シマジ会長 「サド復活」澁澤龍彦、「志ん生一代」結城昌治、「居酒屋兆治」山口瞳・・・
タケダ 高倉健主演で映画にまでなったのに今や絶版ですか?
西坂さん そうなんです。「山中鹿之助」松本清張なんて凄いですよ、絶版どころか、一回も単行本になっていません。
シマジ会長 それを調べ上げたの?
西坂さん 部下6名とネットや資料をひっくり返して。お宝探しですよ。
シマジ会長 西坂は凄い! |
西坂さん デジタル化することで、次世代にも作品を残せることになります。
シマジ会長 文化の継承者だな。儲かるか儲からないかだけ考えたらやれないよ。その使命感があるから編集者だよ。
西坂さん 誰かがやらないと文化が絶えますからね。
シマジ会長 残すのは大変だよな。出版はネットに負けた。紙の偉大さはもう若い世代には伝わらない。
西坂さん しかし、文化は守らなければなりません。出版の仕事のおかげで、面白い仕事も随分しました。言える話もあれば墓場まで持っていくものもありますが・・・・・・。 |
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