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【4】すべての男はおっぱいを求めて恋をする
シマジ会長 2013年は斬れなかったような気がするが、梅村の話はおもしろかった。別に梅村に限らずすべての男はマザコンなんだ。

梅村 みのり〜!俺はマザコンなんだよ、許してくれ〜!

シマジ会長 (笑)男は無意識のうちにたらちねの母から与えられたオッパイの感覚を生涯忘れることができない。シガーはその感触を満足させるための代わりのものだという説もある。

梅村 誰が言ったんですか?

シマジ会長 俺だ。

梅村 ・・・。

シマジ会長 だから、子どものときの母のあの無類のやさしさを異性のやさしさだと錯覚して男は恋をする。梅村は実は母のやさしさに8万円払ったんだよ。

梅村 なるほど!邪な心じゃないんですね?

シマジ会長 俺はそんなことを考えると、ここにいないタケダのことを思ってしまう。タケダは武道家だ、自分の生き方や死に方については覚悟もあるかもしれない。でもまさか母の死について覚悟なんかしなかっただろう。今のヤツの悲しみは相当なものだろう。ヤツにとって、これ以上に衝撃的な10大ニュースはないかもしれない。だから俺は昔今東光和尚から聞いた話をお前に贈ろう。タケダ、読んでいるか?

A.クリスティーの『カーテン』という作品がある。実はクリスティーが死んでから2年後に出して、世の中をあっと言わせようと思って書いておいた作品だと言う。しかし、そんな時期の作品とは思えないほど油がのっている。大したバイタリティなんだよ。それを今和尚は感心していた。
日本には死ぬまでペンを握る作家は少ない。武者小路実篤はかぼちゃの絵を描いたり、志賀直哉は生きているうちに引退して、「小説の神様」なんて言われて余命を保っていた。
しかし、俺たちは違うぞ。クリスティーのように死ぬまで書き続け、死ぬまで自分の足跡の残る仕事をしなければならない。天命というのはそういうものだ。今年は7年後の東京オリンピックも決まった。俺たちもこれから、まだまだたくさんのことをできるだろう。
タケダ、元気に戻ってこい。このメッセージが俺のお前への友情だ!





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